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・とんぼ玉 について




とんぼ玉というのは、ガラス製の穴あき丸玉をいいます。
従って、エッチドカーネリアンジービーズのように天然の石に模様を描いたものは、とんぼ玉には含みません。
古くは古代エジプト時代(紀元前3000年〜)からつくられ、フェニキア時代(紀元前6世紀〜紀元前3世紀ごろ)には目玉模様を描いたガラスビーズとしてひろく広がりました。
それ以前は、ビーズ全体をガラスで作ったものではなく、ロック・クリスタルで記載したように、天然石の表面(一部)にガラス質の加工をしたものでした。
日本語でとんぼ玉にといわれるのは、ガラスビーズの模様が昆虫のトンボの目玉に良く似ていることから、江戸時代の中期頃からそう呼ばれています。

ローマ帝国の分裂後、ガラス工芸を引き継いだのはササン朝ペルシアです。
この時代からイスラム帝国(西暦632年以降)において、ローマングラスの文化とササン朝の文化を引き継ぎ、イスラム教の教えや生活文化に溶け込んでいる幾何学模様や唐草模様のとんぼ玉がつくられました。
その後バイキング交易にのり、8〜11世紀に色とりどりのとんぼ玉が広がっていきました。
ひときわ有名なヴェネツィアンビーズの交易は11〜12世紀頃に始まり、16世紀の終わりごろにはアフリカ交易として利用され、アフリカの金、象牙、奴隷(人間)と引き換えられた歴史があります。
アフリカの人たちにとってこのビーズは、未だ見たことのないとても魅力あふれるモノに感じたことでしょう。
そのためベネツィアでは、昼夜を問わずにとんぼ玉が量産されたといわれています。

現在出回っている古代トンボ玉には、イスラム玉、モザイク玉、ヴェネツィア玉、ジャワ玉など、つくられた時代・場所などにより多種多様に区別され、模様の特徴によっても、ロゼッタ、ムッリーネ、オッキニ、ピューマータ、カンネなどに区別されています。
古い時代につくられ、流通量が少なく、模様が綺麗で、状態程度の良いものほど高価で取引されていますが、こちらも近年、とても精巧につくられた中国製やインド製のレプリカが出回っているので、アマチュアコレクターの方は十分な注意が必要となっています。


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